Silvia Gherardi (2001) "From Organizational Learning to Practice-based Knowing", Human Relations, Vol.54, No.1, pp.131-139

組織学習に関する3つのバイアス

  • 学習は現実主義者の存在論の立場で解釈されている:誰が,どうやって,どこで,いつ,組織が学習するのか?
  • 学習は変化と同義であるとされている
  • 学習は組織のパフォーマンスに影響を与える独立変数であるとされている

実践ベース(practice-based)の理論化への3つのアプローチ

  • 学習は解釈装置である
  • 学習はオブジェクト(対象)であり,実践(practice)である # にゃる
  • 学習は個人,グループ,組織といったエリアを創り出して,分割し,独立に研究を進めることはできない

俺メモ

  • 学習の文脈ではsituatednessの概念は当たり前であることを確認."The knowledge, the subjects and the objects of knowledge may be understood as being produced together within a situated practice"
  • Gherardiのこの論文で指しているknowledgeがある意味で状況に付帯するもの,状況自体に近いものを想定している
  • Situated Learning Theoryというのがあるらしいので関連論文を読んでみる